こんにちは、心理カウンセラーの橋本麗子です。
こちらでは、ステップメールをお読みいただき、
ご丁寧にわたしへご感想を届けてくださった方のお声をご紹介しています。
本来は、匿名ではない方が信憑生というものが沸くのでしょうが、
わたしが扱うのは、人の心。
匿名をお許しいただき、
そのかたのお気持ちがそのまま
読んで下さる方へ繋がるのを願っております。
【 Hさま 】
ごめんなさい。そしてありがとう。
今日、わたしが母に送ったメッセージです。
14日間のステップメールが終わり、
始めから通して読み直したあと、
ふわっと降りてきた言葉でした。
何故、いま母へのメッセージなのか?
自分自身の人生の選択と向き合い、
全てを過去のものとして
振り返った時、
わたしの人生の岐路は母と繋がるからだと感じました。
先月、母に正直に伝えました。
「産んで貰い、育てて貰い、ありがとうございます。
でも、今生きていてくれる事に、心からありがとうと言えません。ごめんなさい。」
母は黙って聞いてくれました。
そこに潜む、わたしの自己保身と責任転嫁に
ステップメールは突き刺さりました。
母が敷いたレールに、ほぼ全て乗ってきました。
反発も取っ組み合いもしたけれど、
結局諦めてきました。
家を出て奨学金で学校に通う手段もあった。
1ヶ月でも1年でも、
毎日根負けさせるまで訴える手段もあった。
自分の人生を生きたいのなら、
命がけで闘って勝ち取るチャンスは何度でもあったはず。
それをしなかったのはわたし自身です。
全ての責任を背負わなくてはならないから、
面倒だから、
母はわたしの本気の覚悟を試していたのかもしれない
「その程度なのか?」と。
いろんな人生があったはずなのに、
ことごとく潰されてきたと恨むばかりで、
今の不幸は母のせいだと目を背けるばかりで
逃げてきた、傲慢だった、と気がつきました。
そしたら、降りてきた言葉が冒頭の
「ごめんなさい」です。
そして、一晩経ち、導かれるように
心から「ありがとう」
母が生きているうちに、
ちゃんと自分の言葉で言えることができた。
そう思ったら、涙が静かに流れ続けました。
何に囚われていたのか、
誰が決めつけていたのか、
母がわたしを縛っていたのではなく、
わたしが自分を縛っていた、わたしは自由だった。
先月、
わたしの子供の頃のアルバムをもらいましたが、
そこには「両親に愛されているわたし」がいました。
それがわたしの真実です。
同じメッセージから受け取り方はそれぞれだと思います。
生きてきた道のりが違うから。
あなたは何を受け取るのでしょう。
一回毎は長くないので、
14日間、ご自身と向き合ってみたらいかがでしょう。
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