不安で不安で仕方がないという方へ
こんにちは、心理カウンセラーの橋本麗子です。
人である限り、不安を全く感じずにいるというのは、なかなか難しいですよね。
未来何が起こるかわかりません。
それは、今、健康な人であっても、お金持ちであってもです。
不安は未来からやってきます。
どうなるかわからない未来に焦点が当たってしまえば、
誰しもどうしていいのかわからなくなってしまいます。
私たちは、心が静かで安定こそ良い状態と思っていると
心が乱されてしまう恐れや不安という感情は、悪い感情と決めてしまい、
ついつい避けたくなってしまうのですが、
勝手に湧いてきてしまう感情に、良い悪いもないのです。
不安を感じれるからこそ、
この先どうしたらいいか不安要素をなくす術や対策、成長に身につけるチャンス
考えることもできます。
不安は、自分の中から生まれたものですから、
濃くするも薄くするも自分でできます。
おなじ出来事が起きても
人それぞれの解釈、受け取り方で、一歩先の未来は変わってきます。
本日は、不安で仕方がないと感じている方に向け、
クライアントさんのお話を交えながら、どんな風に不安と向き合い
対処したらいいか、お伝えしていこうと思います。
不安は誰しも抱くもの 本当の原因は何?3つの対策
1 不安な気持ちを否定しない
人は生きている限り波があります。
皆、何かしら経験をして、今、ここを生きています。
人は、できることは当たり前すぎて目につかず、
足りない部分、欠点だと思っている部分に目がとても行きやすいので、
そこばかりみていると不安は一層強くなっていきます。
全ての人に得意不得意があるように、
未来にも100%確実なものは存在しませんから、
この世から不安が全くなくなるというのはありません。
脳が不安に染まっていれば、
ネガティブな要素ばかりを選び慣れ、
言葉もそのようなものを選びがちです。
「ポジティブに考えなきゃ」と無理に力であげようとすれば、
しばらくしたら、反動でど~んと落ち込むことにもなりかねません。
最初は、
そうか、そうか不安か、仕方ないよね、と不安を受け止めてから、
一体何に不安を感じている?が頭の中を整理していきましょう。
不安の体験を知っているから、
安心という感覚も場所も見つけることができます。
まずは、こんな状態嫌だと起きていことや自分を否定しないでいきましょう。
不安への問いかけ(こだわりを捨てていく)
不安に対しての問いかけをこちらにご紹介してみます。
ここまでの質問を通して見えてきたことはありますか?
だんだんと問いかけていくうちに、
自分はこんな風に考えていたんだ、
こんな風になりたかったんだと、
自分の思考パターンやセルフイメージが表れてくることでしょう。
理想の自分、そうでない自分、そのギャップが大きいほど
人はストレスを感じ、不安になっていきます。
脳の根底にいらないセルフイメージがあると、
うまくいこうが、いくまいが、
行動を起こしても、起こさなくても、
どちらにしても不安になってしまうのです。
不安症の人は、真面目で一生懸命で、完璧主義の方が多く、
自分一人でなんとかしなきゃと思ってしまいがちです。
なんて思っていたら、それこそが完璧主義の証拠。
「こうでなきゃ!」と思い込んでいる意識をゆるゆるに崩していきましょう。
それが、不安の空回りを手放す有効手段です。
〇〇しなければならないというものは、この世に何もないと
そんな風に思うくらいでちょうどいいです。
うまくできなくてもいい、
何か足りない部分があっていい、
誰かに頼っていい、
これまでと一定方向にしか働いていなかった脳が、別な神経を働かせ出した証拠です。
あとは自然に任せましょう。
2 人とのつながりを思い出す
自分ひとりしかいない、ひとりでなんとかしなきゃいけない、
と思うと、孤独になり、その孤独感が余計不安感を増してしまいます。
今は特に、
コロナの影響で人とのふれあいがへり、
ネット社会で人との温もりが減り、うつ傾向になってしまう方が激増しています。
zoomは便利な機能ですが、
人の身体全体を映すわけではないので、脳が足りない部分を補おうと活発に動くために
対面で会うより、脳を酷使するために疲労しやすくなります。
特にバーチャルで背景を隠している人は、
身体が時折消えるので、相手にすごく負担をかけているのと同時に、
隠すということで、本心を見せてないと潜在意識で受け止められてしまいます。
日々入ってくる情報もあまりにも多すぎて、全ての情報処理をしてくれる脳には、
ものすごく負担をかけているのです。
情報がないと不安、知らないと不安というけれど、
昔はパソコンも携帯のない時代を過ごしてきたわけです。
情報が簡単に入りすぎることで、人は迷うということを出しました。
迷えば、自ずと不安になります。
不安だからとネットで調べすぎて、もっと不安になってどうしようもなくなったという
クライアントさんもひとりやふたりではありません。
一旦情報ばかりを集め、頭の中で解決しようとするのは置いておいて、
人と関わり合う事を思い出しましょう。
ネットの中ではヴァーチャルな世界で終わります。
それでは、この世に人が生まれる意味はなくなっていきます。
相手がいるから、自分という存在を確認でき、
誰かと係わり合い、悦びを分かち合う事で、ひとりではないことを感じていけるのです。
3 姿勢を正して、太陽の陽を浴びる
え?そんなこと?と思われたかもしれませんが、
私は、これがかなり重要だと思っています。
背中を丸め、うつむきがちな人でポジティブ思考の方はいません。
営業の契約では、
相手をうつむきにさせたら、商談が決まると言われるほど、
人は、身体を内巻きにし、下を向いていると冷静な判断ができなくなると言われています。
胸元を広げ、横隔膜を開き、
ゆっくり深呼吸しながら、太陽の日差しを浴びましょう。
太陽が出ていなければ、頭の少し上から、
太陽の明るい日差しが自分に降り注いでいることをイメージしてみてください。
実際、これだけで、カウンセリング中に不安から落ち着かなくなり、
パニックになりそうになったクライアントさんが落ち着き出した経験があります。
胸を開き、自然の空気を思う存分味わってください。
脳は、想像したものを現実と思います。
頭の中のイメージが暗くもやがかかり、不安を感じていれば、
不安な現実がそこに生まれ、
頭の中に太陽の明るさとその光が自分に降り注いでいれば、
目の前の世界は明るいと脳は認識し、明るい現実を創りあげます。
過去の習慣から太陽は私たちを照らす、明るく暖かいものと認識しているので、
ただただ想像するだけで勝手に身体が反応し、身体を動かしたくなっていきます。
じっとしていて、不安がなくなることは決してありませんから、
身体を動かしていきましょう。
イメージは、何度やっても、
お薬もいらない、副作用もない、お金もかからない、一番簡単にできる方法です。
是非是非イメージしてみてくださいね。
最後に
最後に、これまでのお話をまとめると
不安で不安で仕方ない時は、
こちらを意識してみてください。
不安が絡んでくる時は、
どうしようもできないことをなんとかしなきゃとひとりで思いつめてしまう場合がほとんどです。
不安な時は、自分のことだけにフォーカスしてしまっているので、
誰かと関わりを持ち、その人にどうしたら喜んでもらえるかだけを意識してみましょう。
これまで生きてきた中で、いろんなことがあったけれど、
なんとかなってきたから、今ここにいるのです。
未来のどうしようもできないことに思い悩むよりも、
今、この一瞬、一瞬を味わい尽くすよう、
目の前のことに集中してみてください。
今を大切にすることで、未来も大切な時間を過ごすことができるようになります。
それでも、どうしても、ひとりでは不安から逃れられないという方は、お気軽にご相談ください。
一緒に不安から抜けていきましょう。
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