『ちゃんとしなさい』に縛られてきた人へ|頼れない自分を手放し、信頼で心が軽くなる方法
こんにちは、れみです。
本日は、わたしにとっても深い意味をもつ「ちゃんと」にフォーカスを当てて
お話していきたいと思います。
というのも、9月にルノルマン双六を3回開催したのですが、
その全てのテーマが、「ちゃんとしなきゃ」から深掘りした「自己信頼」だったのです。
きっとご覧くださってる方の中にも、
もしかしたら“しっかりした子””ちゃんとした子”を
演じてきてしまった方もいるのではないでしょうか?
少しでも何か気づきがあると嬉しいです。よかったら、最後までご覧くださいね。
実は、わたしの例も先にお話しすると、
小学校の夏休みの作文の宿題は、
毎年、わたしが書きあげたものではなく、
母が何も告げず
「これを提出しなさい」と全部母によって書き直したものを提出していたんです。
それを夏休み明け、授業参観で発表する際
周囲のお母さん方からは
「れみさんは、しっかりとしたお子さん」と褒められていましたが、
その裏でわたしは、何せ小学生ですからね、、、、
“自分の書いたものはダメなんだ”=わたしはダメ
と自分を全否定していたんです。
(今も皆さんに読んでもらう文章を書き続けてる自分に、ちょっと不思議な感覚があります笑)
なぜ「ちゃんとしなさい」「しっかりしなさい」が心を縛るのか
子どもの頃、親からよく言われる言葉の代表に
「ちゃんとしなさい」
「しっかりしなさい」がありますよね。
わたしも本当によく言われました。
表面的には子どもの成長を願った言葉に聞こえますが、
その裏側には、先ほどのわたしのように「今のあなたではダメ」というメッセージが隠れてしまう場合があります。
親の言葉が潜在意識に残す影響
幼い頃に繰り返し聞いた言葉は、潜在意識に深く刷り込まれます。
たとえ親に悪気がなかったとしても、
「ちゃんとしなさい」は
「そのままの自分では受け入れてもらえない」と感じやすくなってしまいます。
わたしは、親戚も近くにおらず、接する大人は「自分の親」だけだったため、
比較するすべがありませんでした。
「ちゃんとしなさい」の
「ちゃんと」がどういう意味かよくわからないけれど、
叱られないように親の言う通りにすれば「ちゃんとしているのだろう」と思い、
親が褒め、怒らないなら、
それが“正しい”のだろうと親の価値観を気づかないうちに、
そのまま自分のものにしてしまっていたんです。
「今のままの自分では受け入れてもらえない」という思い込み
このような言葉を素直に守ろうとした子どもほど、
「完璧主義」へと近づいていきます。
なぜなら、脳には、「自分はダメ」という前提が入ってしまっているから。
脳は、足りないものは一生懸命埋めようとする性質を持っています。
その否定を無意識に埋めようと働いてしまうのですね。
そのために、どんどん「ちゃんとしなきゃループ」にハマっていきます。
そして、結果、人から頼られるのは得意でも、自分が人に頼ることは苦手なんてことに。
根っこに「頼ったら嫌われる」と親に叱られた経験をからだに覚えさせてしまったんです。
「ちゃんとの見本」を親にしてしまう心の仕組み
子供にとっては、親は絶対的存在です。
大人になったら、
親が言うことが絶対に正しいわけではありませんし、
親と自分は同じ人間ではないと知ることはできます。
でも、
無意識層にまで染み込んでいる「親からもらった価値観」というのは、
「気づこう」と意識しない限り気付けません。
親の“正しさ”がそのまま自分の中に残っていると
本来の自分とは違う生き方をしてしまい、
結果として心をしばり、自分の人生も縛ります。
だから、とっても厄介なんですよね。
人間関係にストレスを感じる、うまくいかない、
モラハラ、パワハラといった心が痛み、ざわつく場合、
ほとんど、自分ではない正しさに縛られた結果です。
頼れない人の心理と特徴
では、人に頼れない人にはどんな心理的背景や特徴があるのでしょうか?
「自分でやった方が楽」と思ってしまう
「お願いして断られたら傷つくくらいなら、自分でやった方が楽」
――そう考えてしまう人は少なくありません。
これは、自分を守るための防衛反応。
私自身もかつての結婚生活の中で
「忙しいんだよ」
「そのくらいのこともできないのかよ」
という何気ない一言に深く傷ついたことが何度もありました。
それで、さらに自分でなんとか乗り越えよう、頑張ろうというクセを強めてしまい、
完全すれ違いに。。。
「ちゃんとしてない、できない自分」を受け止めてあげていなかったのは、
本当は、自分自身だったのですよね。。。
頼れない人の心に潜む孤独と切なさ
頼れない人は一見しっかりして見えますが、
心の奥では「孤独」という不安を抱えてしまうこともあります。
「孤独」は、頼られ感謝されると
「ここに自分の居場所がある」という錯覚を生み出してしまう場合もあります。
それが、
『「偽りの自分」を続けている自分』を誰かによって埋めてもらおうと
自己犠牲を重ねてしまうという悪循環になっていきます。
空気を読みすぎてしまう心の疲れ
「相手に迷惑をかけてはいけない」
と空気を読みすぎると、心は常に緊張状態になります。
相手が迷惑かどうかは、相手の気持ち。
こちら側に、コントロールできないのですよね。
そこに意識する時間を割いてしまうと、
自分がやりたいことに時間を割けなくなっていきます。
信頼関係を築くために必要な視点
9月に開催したルノルマン双六では、“信頼”が共通テーマでした。
全員が、「木」に止まり、「犬」に止まり、「キツネ」に止まり。。。
これは、皆さんが
「自分以外の人のために、本当に一生懸命頑張ってきた」という背景を象徴しているかのよう。
頑張ってきた分、
「頼れない」
「何を頼っていいのかわからない」
「頼るのが難しい」って感じてしまってるだけなんですね。
信頼しあえる関係は、「頼らないこと」ではなく、
お互い様と「頼り合うこと」で育つのかもしれません。
「頼れない性格」から抜け出す実践方法
わたしは、18年前、無理を重ねてきた結果、病気になりました。
その時、強制的に誰かに全て頼らざるを得ない状況に追い込まれ、
やっと、自分の弱さと自分の傲慢さに気づくことができたんです。
「人は一人では生きていない」
「自分の心を偽り続けていると自分だけが頑張っているという孤独から抜け出せない」
その事実と向き合うことになりました。
ここから先は、わたしの経験も踏まえながら、お伝えしていきましょう。
完璧じゃなくても大丈夫と感じられる体験
「失敗しても嫌われない」
「弱さを見せても大丈夫」
人は、決して完璧な存在じゃないけれど、その完璧じゃないことで、「一人の完璧な人間」です。
それをゆっくりでいいので、ぜひ腹落ちできるよう感じていってください。
その時、大切なのは、問題と自分を分けて考えること。
起きた問題や失敗は、あくまで出来事であってあなたの人格そのものではありません。
つまり「失敗した=自分はダメな人間」ではないのです。
不要な、自己卑下や自己否定で、自分の存在を傷つけないでください。
自分を知ることと同じように相手を知る
自分を知ることと同じように、相手を知ろうとしましょう。
完璧主義になってしまうと、自分のダメなところを見つけるのがとても得意になっています。
すると、同じように相手の良いところではなく、
相手の欠点を見つけるのも得意になってしまいます。
相手の良いところや得意なところに意識を向け、
気づいた部分に頼って任せてお願いしましょう。
そして、もちろん、「ありがとう」
この言葉は、何より波動の高い最強の言葉。
感謝のエネルギーは、きっと信頼を深めていってくれるはずです。
自分に優しくすると、人への信頼も育つ
自分に厳しすぎると、他人にも本当の意味で優しくできません。
心理学では、「自分を思うようにしか相手を思えない」とよく言われます。
自分への信頼が少ないということは、相手への信頼も十分に育っていかないのですね。
だからこそ、まずは自分に優しく、自分の全てを信頼する心を創っていきましょう。
まとめ|親の言葉を超えて、自分らしい信頼関係を築こう
子どもの頃に刷り込まれた
「ちゃんとしなさい」
「しっかりしなさい」という言葉は、
知らず知らずのうちに「頼れない自分」をつくり出すことがあります。
長年、「ちゃんとしなきゃ」を演じようと必死だったわたしも、
親からもらった価値観を少しずつ手放していくことで、この10年で180度人生が変わりました。
それは心の健康だけでなく、からだの健康にもつながっています。
同年代から、「年齢のせい」を言い訳にしたからだの不調をよく聞きます。
でも、これは、年齢ではなく、
自分を縛っている“自分以外の価値観”を何十年も積み重ねてきた結果によるものです。
だからこそ、「自分を知る」「自分に気づく」というのは、
いつまでも健康で、明るく楽しく過ごしていく上で、本当に本当に大切なんです。
無意識は決してなくならないけれど、
そこであきらめるのではなく、気づいて進化していくことが、
人間として成長していく、永遠の学びだと感じています。
12月もルノルマン双六を開催します!!
気づきを得て心を軽くしたい方、
本当の自分に近づいて自由に生きたい方は、ぜひご参加くださいね。
2025年10月のルノルマンカードからのメッセージ
9月、なんかしんどかったわ〜、という方は朗報です!
33の鍵が中央に大きく扉が空いて、開放されていきますね。
過去の変わらずに持ち続けていた世間一般の「これが幸せ」「こうするのが当たり前でしょ」
という価値観は、完全終了です。
自分自身の個性を自由に発揮していきましょう。
新しい世界の始まりですね。どんな10月になるか、楽しみです!!!
それでは、今月も心豊かにお過ごしください。
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