性格を変えたい、ネガティブ思考をやめたい 良い人であるのをやめるほど自分を好きになっていく 3
性格を変えたいと願う方へ
こんにちは、心理カウンセラーの橋本麗子です。
私もかつてずっと願ってました。
どうやったら、マイナス思考、ネガティブ思考をやめられるんだろう、、、、と。
あまりにも辛くて、悩みから抜けられなくて、
道を歩いているのだけど、まるで宙に浮いているような、
地面に足がついている感覚が全くない状態で歩いていた時もあります。
友人からの
という何気なき言葉にもよく傷ついていました。
自分でもどうしてそんな風に考えてしまうのかわからなくて、
わからないからやめ方もわからなくて、、、
でも、脳の動きを知った時、使う言葉と行動を変え出したら、考え方も変わり、
そんな私でも、そこから抜け出すことができたんです。
もう、同じ悩みでグルグルしたくないと思われた方は、
良かったら、ご参考にされてみてください。
顔色を伺ってしまう、、という方はこちらのブログ
言いたいことを飲み込んでしまう、、、という方はこちらのブログ
こちらも合わせてご参考になさってみてください。
落ち込みやすいと自分でわかっていると、
落ち込まないようにしなきゃ!
もっと前向きでいなきゃ!
と思いがちですが、
頑張ってやろうとしても、
何かちょっとしたことがあるとズド〜ンと落ち込み、
やっぱり自分はなんてダメな人間なんだろう、
みんなはこんな事で悩まないのだろうな、幸せそう、、、、
なんてことがあると思います。
頑張ろう!と言うのは、緊張状態が続いた状態なので、
神経がピンと張りつめたまま。
例えると、
糸をハサミで切るとき、ピンと張らしてから切りますよね。
これは、ピンと張る方が切れやすいからで、
それは、心も一緒です。
ピンと張ってる分、あっさりやられてしまう、、と言う感じなのです。
赤ちゃんで生まれた時は、みんなまっさら。
つまり、脳の中もまっさら。
(胎内時の記憶も残されているデータもあるのですが、
大きくなりつつあると忘れているので、この話はまた別な機会にさせていただきます)
にも関わらず、
脳がネガティブな動きをしてしまうと言うのは、
脳が形成されるときに、
どんな環境で育ったかが関わってきます。
まずは、そこから振り返ってみましょう。
親の影響が9割
こういったいわゆる心のお悩みを抱えている人のほぼ全員が、
親御さんですね、と言う感じです。
特に、女性は完全にほぼ母親の影響をダイレクトに受けています。
カウンセリングに来てくださるネガティブ思考の方で、
親がめちゃポジテイブという方はいません。
「いえ、うちの親は言いたいことを言うし、強いです。」
と言う方もそのうちの8割方占めるのですが、
「強い」から「ポジティブ」と言うわけではなくて、
使う言葉のほとんどが「否定」の言葉を使っているのです。
本当に強い人というのは、
先ほどの糸の例えと一緒で、きつい言葉も、相手を否定する言葉も使いません。
ものすごい防衛反応があるのだな、と感じています。
いい大人になって、いつまでも親の影響を引きずるなんて、、と
思うでしょうが、
赤ちゃんから子供にかけての脳はスポンジ状態です。
脳神経もめいいっぱいこの時期に発達します。
何に関心を向けるか、興味がわくのか、好奇心いっぱいのこの時期に、
そのスポンジがたくさん吸収して固くなるまでに、
親子という密着した狭い世界の中で、
どんな言葉、どんな情報が吸収されたのか、は
大きな影響を与えて行きます。
ここから、
たくさんの愛情ある言葉や愛情表現をされ、
好奇心を肯定されたお子さんと、
親の一方的な思いの言葉(〇〇しなさい)や、
否定的な言葉(〇〇してはいけません)などを
たくさん聞いてしまったお子さんでは、どんな違いが出るか想像がつきますよね。
「もっとポジティブにならなきゃ」とは、
年を重ねるごとに知識や経験が増え、
周りとの比較で、その方がいいのだと気付いたものです。
意識的に頑張ってやろうとしても、
固くなったスポンジがそこにどーんいて、はねのけます。
ただ、
それがさっきまでの状態だったというだけで、安心してください。
人は、気付けば変われる力を持っています。
なんでそうなっちゃうのかわからなかったものがわかれば、次へ進めるのです。
どんどん肯定的な言葉を意識して使ってみてください!
まあ、反面、
親のせいで、こうなっちゃった、、、と愚痴りたくなることもあるかと思います。
わたしもた〜くさんありました。
でも、考えてみたら、
親も自分の親に言われ続けてきたから、
他の言葉を知らないで大きくなってしまったのですよね。
自分が親になった時、
知らないから同じように、同じことを無意識に繰り返してしまっただけで、
特にその時の日本の時代背景というものも彼らにはあったと思います。
代々続いた負のループは、ここで終わらせればいいだけです。
その役目を背負って生まれてきたのかもしれませんね。
短所を長所に変えていく
性格というか気質の大元は、変わりません。
それをいうとがっくりされてしまう方もいるのですが、
そもそも、細かいところに気がつく人が、急に大雑把にはならないでしょうし、
物静かな人が、急に賑やかな人に変わる、、と言うことはあまりないと思います。
ただ、あなたが短所と思っているところは、
他の人にとっては長所であると言うこと。
短所と長所は、コインの表と裏のように、表裏一体。
だから、今その場からひっくりかえすことができます。
自分を好きになれない人は、長所なんてないですよ、、とおっしゃるのですが、
長所というのは、当たり前にできていることなので、
それが、自分の長所だと思いもしません。
他の人にはできないことだ、と言うのも全く気付けません。
なんなら、「え、これ誰でもできるでしょう?」というのが
あなたの長所だったりするのです。
でも、ここが悪い、あそこができない、と自分の短所ばかり見ていると、
その部分ができる人が、どうしても目についてしまい、
できない自分にダメ出ししちゃうのですが、
人間である以上、その人にも苦手なこと、できないことが必ずあるのです。
あえて、そこを探し出す必要もなく、
それをするくらいなら、自分のできること、やれてることに
意識を向けましょう。
カウンセリングでは、
自分の短所と思うところをあえて書き出してもらい、長所に書き換えてもらいます。
これが本当に不思議なのですが、
真面目な人ほど短所だ、短所だと信じ込んでいるので
なかなか良いイメージに書き換えられません。
でも、強制的に脳に刺激を与え、書き換えてもらうことで、
一瞬にして視界が広がり、
これまで気付いていなかった分まで周りを観れるようになってきます。
実は、長所って作ろうと思えば作れるので、
短所こそ、あなたのオリジナルの不変の魅力なんですよね。
自分らしく、とは、
ありのまま、とは、
短所を丸ごと受け止めて、これが自分だと胸を張れることなのです。
頑張らない自分を手に入れていく
変えられないものを変えようとすると焦りや不安や恐れがやってきます。
ないものを手に入れようとする、
あるのが当たり前になっているものが失いそうになる、
すると、欲や執着が生まれます。
そこを何とかしなきゃ、と思うと
本来のいらない力を使い、”頑張り続ける”自分が顔をだします。
ある意味、行きていく上で、「開き直る」と言うことも大切で、
自分にとって、
必要ないから手に入らない、
変える必要ないから変わらない、
も〜、どっちでもいいや、って思えることも必要です。
とはいえ、
「頑張らなくて良い」と言うと勘違いをしてしまう方もいるのですが、
自分の欲のためだけの頑張りは要らないというだけで、
自分を磨いていく心をやめることではありません。
”良い人に見られたい”と言うのも自分の欲です。
きつめに言うと、
相手の気持ちを自分のために強引に向けさせようとしている行為と
変わらないわけです。
”良い人に見られる”ことで得するのは誰でしょう?ってことですね。
そして、何のために良い人で見られたいのでしょう?
自分は必要とされている安心感でしょうか、
自分にはそこにいる価値があると感じられることでしょうか。
相手を使って満たそうとするのではなく、
自分で自分にOKができる生き方に力を注いで行きましょう。
以前に、彼の都合に合わせるために、時間も力も心も注いできたのに、
連絡をくれなくなったと言うご相談を受けたことがあります。
せっかく始めていた習い事も彼のためにやめてしまっていた、、、と。
人の心は変わります。
でも、自分が自分に向ける心は変わりません。
自分磨きは決してやめないでくださいね。
感情に良い悪いもない、全てを受け止める
悲観的、ネガティブになると、
大抵その視線は、自分主体で、うちにこもっている状態です。
嫌な事、悲しい事があると
なんで、、、と自分に向いてしまうのは仕方ありませんし、
しばらく、そこに浸ってもちろんOKです。
ただ、嫌なこと、悲しいことはあってはいけない、起こってはいけない、と思うと
なんとかそこから抜け出したいと
足掻くのですが、これもある種要らない力を使った頑張りです。
嫌だった、悲しかった、その感情は勝手に湧いたもので、良いも、悪いもないのです。
例えば、羨ましいと言う感情。
羨ましがる自分に気付いた時、
「人と比べても仕方ない、人と比べるべきではない」なんて
理性で処理しようとする人がいるのですが、羨ましいは、羨ましい。
羨ましくてもいいんです。
大切なのは、それを持ち続けることではなくて、
だったら、自分はどうあろう?と
これまた先ほどの自分磨きへと向かえばいいだけのことです。
自分磨きへと向かえば、心に余裕が生まれ、
相手の羨ましいと思ったところが尊敬へと向かいます。
そうでないと、人はとっても弱いので、
悪口言ったり、愚痴ったり、
相手を無意識に下げようとしてしまう生き物なのです。
見方を変えれば、
幸せな人や、幸運な人が周りに集まっていると言うことは、
それはあなたの投影。
あなたも同じように幸せへと導かれ、
あなたもその人のような憧れる人になれると言うている証しですから、
どんどん幸せな人に自ら囲まれて行きましょう。
最後に
性格を変えたいと願う人に知ってほしい大切な事
これまでお話ししてきたことをまとめるとこんな感じです。
意識して欲しいことは、
そして、行動はただ一つ
すべての言葉を肯定文に変える!これが本当に重要です。
脳は、その言葉、ぜ〜〜〜んぶ聴いてますからね。
気付いていなかったから、気付けばいい
知らなかったから知っていけばいい、
こんな風に思って、過ごしてみてくださいね。
親もただの人
親が9割と言うと
やっぱり親が悪い、親のせいで、と言い出す方もいて、
今の時代「毒親」なんて言葉も出てきてしまったので、
それを持ち出す方もいるのですが、
言葉には、言霊があるとは、もう皆さんご存知ですよね。
その言葉が、要らない感情をさらに突くように私には思えて仕方ありません。
小さな頃は、親が全てですから、
親に嫌われたら、生きていけないと言うのを本能で知っています。
だから、親の言葉を小さな心で一心に受け止めてきました。
それだけ親を愛していて、親に愛されたかったからです。
子供の視線から見たとき、
「親」と言うのは特別で、
こうしてくれればよかったのに、と期待をしてしまいますが、
では、自分はどうか?と問われたら、
決して相手の望み通り全てには応えられないはずです。
自分が完璧に全てをこなせない以上、
親もまた、完璧ではない一人の人間ですから。。。。
もう、親から巣立ち、
どうこの先生きるか、自分で決められる年齢です。
こんな風に愛して欲しかった、こんな風に育てて欲しかったと思うものがあれば、
自分で自分をそのように育てていく、そんな風に考えてみてください。
親のせいで、、ではなく、
親のおかげで、足りないそこを自分で育てるために、
その親をあえて選んで生まれてきたのかもしれません。
親は親、自分は自分
血は繋がっていても、全く違う価値観を持った一人の人間ですから、
自分の考えで、自分の未来を歩んでいきましょう。
私のところには、
親が許せない方、
親の価値観、言葉に今も振り回されたまま、
それが元で人間関係に悩んだり、
身体が病気になったり、
ビジネスが思うようにうまく行かなかったりと言う方が多くいらっしゃいます。
改めて、親の言葉=言霊の影響の大きさを感じていますが、
そこの縛りがなくなり、
心から自立をされると皆さん、人生を全て激変されて行きます。
体調や姿勢までもが変わって行きます。
人って弱いけど、人間って強いといつも感じます。
もし、自分一人では向き合えない、、、と思った時は、
いつでも力になりますので、お気軽にご相談くださいね。