夫の機嫌を取る生活に疲れ、自由がないと苦しくなってしまった方へ 〜心理カウンセラーが伝えるストレスから心と身体を守る3つのステップ〜

夫との関係に悩んでいる方へ

 

自由がない生活とは

こんにちは、心理カウンセラーの橋本麗子です。

 

この1年半もの間、コロナの影響が大きく、

ご主人がリモートになったことで、

自由がなくなってしまったと感じるお話を伺います。

 

確かに普段平日は距離を置く時間があるので、それでリセットされますが、

これが毎日自宅に一緒で、リビングでお仕事をされたり、3食の用意、

そして、大抵お話を伺う方のご主人は、自分のペースは崩さないとかで、

それは文句の一つでも言いたくなるものです。

 

ただ、不平不満を口に出すことで解消できるうちは、まだ救われます。

 

ですが、

もともとモラハラではないか?と疑いながらも、抑えていたものが

長時間一緒にいることで限界になってしまう

お話も出てきました。

 

男性の立場としても、慣れないリモート生活や、

会社の経営状況、もちろんコロナに対しても不安な心境などが湧いてきて

思い通りにならず、イラつく気持ちもわからなくはありません。

ですが、毎日過ごす同じ空間で厳しいこと事を言うのは違いますし、

思うように外出できない状況下で、互いに精神的に追い詰められても仕方ありません。

 

「自分の思い通りに行動すれば機嫌が良いのです」では、

何でも自分の言うことを聞いてくれていた母と幼児の関係性を妻に求めているようなものです。

 

なぜモラハラから抜け出せないのか

 

わたしのところにも、モラハラでお悩みの方がいらっしゃることがあります。

これまでも

喧嘩をしたり、自分の思い通りにならないと豹変し、暴言を吐くと言うお話を伺ったことがあります。

「誰のおかげで生活ができると思っているんだ」や「離婚だ!」「お前はダメ人間だ」

と言ったように。

妻が言うことを聞いていれば優しくて、切れた後は急に優しく謝ってきたりするそうですが、

これは完全にモラハラの典型です。

 

関係ない立場から見るとなぜそのようなワガママを許しているのか、と思うかもしれませんが、

モラハラに耐えられてしまうにはその背景があります。

 

自分の親も強い支配的な人だった

自分に自信がない、自己肯定感が低い

ひとりで生活できる収入がない または世間体

 

無意識の習慣というのは、とても恐ろしいもので、

親が強く支配的であると、その状態に慣れているため

いつの間にか同じような状況を選んでいることがあります。

 

子供にとって親とは絶対的存在です。

「お前が悪い」と叱られて育ってしまうと

「わたしのせいだ」「わたしがいけない子だから」という観念が無意識な場所に入ってしまうため、

大人になっても、夫の暴言に対しても

「自分が機嫌を損ねてしまったからだ」と自分を責めてしまう傾向にあります。

 

この無意識にある観念は、

脳のとても奥深く当たり前のように根付いてしまっていて

本人は全く気が付きません。

 

見える世界だけを事実として捉えてしまうと、

自分の観念が、現実世界を創造してしまっているなど考えも及ばないからです。

 

 

機嫌の悪い夫に対し、どのように考えたら良いか

1)自分を責めない

 

まずは、ご自分を責めないことです。

 

先程のように

「自分が何か悪いことをしてしまったのではないか?」

「わたしが機嫌を損ねるようなことをしてしまったのではないか?」

というような思考に行ってしまう方は、

まず自分のせいだと思うのをやめましょう。

どちらが正しくて、どちらが間違っているとかありません。

 

起きた事実はひとつでも、真実はひとそれぞれあります。

その人の根底にある考え方捉え方で、

事実は、いろんなフィルターを通して受け止めてしまいます。

 

これ以上機嫌が悪くならないようにと謝ってしまったり、

言葉を飲み込んでしまいますが、

女性の「ごめんなさい」は仲直りのために言うのに対し、

男性にとって「ごめんなさい」は非を認めたことと認識する傾向があります。

機嫌を直してもらおうと謝ると、

「やはり俺が正しい」と、思ってしまうからです。

 

 

また、飲み込んでしまった感情は、決して消えることはありません。

積み重なり、思い出すたびにさらに辛くなってしまい、

感情解放できる手段または場所を見つけましょう。

 

 

また、「夫が悪い」と一方的な答えで結論を出すのもやめましょう。

一気に改善しようとせず、

自分の気持ちを素直に表現していく勇気を持っていきましょう。

 

辛いと、その直接的原因を目の前の人に求めてしまいますが、

その原因を引き起こした原因が、

もしかしたら、自分の中にある観念を投影したものである可能性があるからです。

 

起きた事実だけをみて、

自分のフィルターを通した解釈で受け止めないよう、

要らない責めを自分の心と身体に課さないようにしてください。

 

2) その場はやり過ごす

 

きつい言葉や暴言を言われだし、負けてはいけない!と返そうとしてしまう方は、

しんどいですが、その場はやり過ごしましょう。

 

妻に対し、強くあろうとする人は、

自分に対しても女性に対しコンプレックスを持っている方が多く、

「(弱いから)強くあらねば」と思っている可能性が実はあるのです。

 

そうなると、向こうの「自分は正しい」と思って主張している言葉に対し、

こちらの「正しさ」を返すと、

力関係の場所を奪われてはいけないと、

かえってもっと強い言葉がかえって来てしまうケースが多いです。

 

前のめりになっているものに、こちらも前のめりになればぶつかり合います。

一歩引いて、一呼吸置いてみましょう。

 

以前クライアントさんには、大好きな曲とか、

思わず笑ってしまう曲を頭の中で鳴らしてくださいとお伝えしたことがあります。

 

同じ土俵に乗って戦うことにエネルギーを取られないようにして欲しいのです。

力と力が向かい合えば、どうなるか。

そのあと時間が経ってから、どうしても納得いかない、伝えたい主張があれば、

ご機嫌の良い時に伝えるようにしてみてください。

 

3)ネガティブオーラは受け取らないと決める

 

なんだか不思議な感じがしてしまうかもしれませんが、

ネガティブな空気を受け取らない!と決めることは、とても大切な事です。

 

人は見た目で印象が決まるといいますが、

まず、その人の持つ空気感を脳が先にキャッチして、

その人に対し、どのように振る舞うかを人は無意識に決めているのです。

見るからに自信たっぷりで強そうな人に、こちらから強い口調で出ることはありませんよね。

 

社長や上司に真っ向に文句を言う、なんてなかなかいないのですよね(笑)

 

人はその人の持つ空気やオーラ、

その人のセルフイメージに反応して、態度を変えます。

 

「私はいつも責められる人」と言うセルフイメージがあると、

そこを突いて、責めてくるのです。

「私は価値がない」というセルフイメージがあれば、

あなたを価値のない人として扱います。

 

さらに、いつもきつい言葉を言われていると、

つい条件反射でビクついてしまったり、構えてしまったりしますよね。

また、本人は隠して冷静にしているようでも

無意識に反応してしまった微細な嫌悪感の空気や表情は、

実は、相手に無意識下で伝わってしまっているのです。

 

それが、相手の罪悪感に火をつけてしまうこともあります。

 

自分の中に要らないセルフイメージがないか気付いてみましょう。

 

そして、

機嫌が悪いのは、自分ではなくて相手。

なので、「わたしは相手の状況がどうであれ、

ネガティブな空気を受け取らない!」と決めることがとても大切です。

 

 

もし、この先、生活の継続に自信がないなら

 

気質というのは、なかなか変わるものではありません。

そして、相手を変えることはできません。

もちろん、ご自身が変わることで、お相手の方にも変化が起きる事はあります。

 

ただ、相手が変わることを期待して、ご自身が変わろうとするのは、残念ながら違うのですよね。

 

いつもわたしはクライアントさんにお聞きします。

「この先どうありたいですか?どのように生きていきたいですか?」

と。

 

人ぞれぞれご事情があるでしょう。

継続するのもよし、

我慢できないなら、一旦その場から離れて逃げてもよし、とわたしは思っています。

どちらを選択しても、

自分には自分で選択する自由を持っていると認識していることが大切です。

 

かつて、「別れてくれないと思います」というクライアントさんにお話したことがあります。

 

それは絶対ですか?と。

女性は、想像力がとても豊かなのが長所ですが

それが短所になってしまうと、

相手がどう思うのかまで先回りして想像して、それがあたかも絶対的事実かのように

「きっとそうに違いない」と決めてしまうことがあります。

ですが、これは全てご自身の妄想にしか過ぎません。

100%絶対という確率はありません。

あるとすれば、そのように創造し続けているので、

現実を引き寄せたということになります。

 

「別れてくれないと思います」の言葉の裏には、

きついかもしれませんが、自分に別れる勇気がない気持ち、変化を恐れている気持ちを

相手のせいにして表現しているに過ぎません。

 

この先の未来に望んでる世界があるなら、

相手のせいにせず自分の素直な気持ちと向き合うことが大切です。

 

 

話し合いを申し出る、

弁護士さんに相談をしてみる、

離婚届を取りに行ってみる

 

誤解のないようにお伝えしますが、

上記の行動を起こした=離婚しなければならない ではありません。

金銭面、親権について心配があれば、法のプロに状況を相談してみたりして、

自分の思考の領域を越えた視線を持ってみるということです。

 

話し合うことで、相手との気持ちとのすれ違いの元をはっきり分かり合えることが

あるのです。

 

 

自分だけの思考の中で、「絶対無理」と思ってしまうと

脳の構造上、動きを止めるため、見えない壁ができ身動きできなくなってしまいます。

ですが、何かできることはあるかもと思うと自然と心に余裕が生まれ、

考えの先に柔軟性が生まれてくるのです。

 

 

今回のブログのまとめ〜心と身体を守るために〜

 

 

人の目は、自分に足りないもの、欠点に目がいくようにできています。

今の状況に焦点が当たると、

辛い状況、自由でない環境ばかりに目がいって心を深く締め付けていきます。

 

「自分を責める」というのは、一番守るべき自分を自分で傷つけているのと一緒であることに

気付きましょう。それはあまりにも悲し過ぎます。

 

それが積み重なると心を傷つけるだけでなく、

身体にも負担をかけ、不調や病気を引き起こして行ってしまいます。

 

実際、クライアントさんからも

「このままいくと病気になってしまうという感覚がはっきりわかりました。

その前に相談してよかった。」

と言っていただきました。

 

常に一緒にいる人に、強く追い詰められることは、想像以上に心身に負担をかけます。

時には我慢せず距離を置いて客観的に見ることも必要です。

 

互いに足りないところ、欠点ばかりをあげてる可能性もあるのです。

 

1)自分を責めない

2)一歩引いてその場はやり過ごす

3)ネガティブオーラは受け取らないと決める

 

本当の自由とは、環境でも状況でもなく、「心の中まで支配されない」ということです。

苦しいとそこから逃れようとばかりに想像力を使ってしまいますが、

こういう時こそ現実から目をそらさずみてみましょう。

 

「自立」とは、一人で生きること、経済的に一人でできることではありません。

「自分の意思で自分の生きる道を決めて立つ」ことです。

どんな選択も自分で決めたことならば、

心は納得します。

その選択権は、全てあなたが自由に選択できることを忘れないでください。

 

 

 

 

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プロフィール
この記事を書いた人
Resoage

橋本麗子

★心理カウンセラー

★ルノルマンカード上級講師

★霊気ティーチャー

★youtubeコンサルタント菅谷信一サポートメンバー

◆ 40年以上心身症で最終的に治療方法のない汎発型脱毛症に。

◆ 様々なヒーリング、自然療法を試すもうまく行かず、梯谷幸司先生の
 「本当の自分に出会えば病気は消えていく」から潜在意識の勉強へ

◆ 27年の専業主婦生活から人生を変えるために起業

◆ 会う度に違う人になっているとカウンセリングを依頼され、ご紹介中心でカウンセリングを継続中 延べ500人以上

◆海外駐在4カ国14年半の経験者で適応力、動物的勘に自信あり

◆ 愛猫にメロメロで、ワイン&アンティークをこよなく愛す

◆ 現在シングルマザー きっと3年後に素敵な人に出会ってると妄想中

◆ 親の言葉や世間の価値観で無意識にブロックをかけた人のカウンセリング

◆ 潜在意識にある前提やセルフイメージに気付き、人生を変容させるカウンセリング

◆ どんな自分であってもありのままを愛し続ける心を創るカウンセラー

◆とにかく人生に苦しみや悲しみや我慢をしている人をひとりでも減らし、
 幸せになってほしい

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